はじめに
薄毛の原因は「遺伝」や「ホルモンバランス」だけではありません。
実は 睡眠の質 が大きく関係しています。
睡眠不足や浅い眠りが続くと、自律神経が乱れ、血流やホルモン分泌に影響を与え、髪の成長を妨げてしまうのです。
そこで注目したいのが「鍼灸による自律神経の調整」。
この記事では、睡眠と薄毛の関係、そして鍼灸がどう役立つのかを詳しく解説します。
1. 睡眠不足が髪に与える影響
睡眠が大事になる理由は、深い眠りの際に出る「成長ホルモン」と眠りが浅いことで
発生するストレスで分泌が促進される「コルチゾール」が深く影響します。
「コルチゾール」はストレスから体を守るために分泌される一方で、
髪の生える毛包サイクルを乱す作用があります。
- 成長ホルモンは深い睡眠時に多く分泌され、髪の再生や修復を助ける
- 睡眠が浅いと、頭皮の血流が悪化し毛根に栄養が届きにくい
- 寝不足が続くと、ストレスホルモン「コルチゾール」が増え、抜け毛が増加
つまり「よく眠れていない=発毛の土台が整っていない」という状態になるのです。
2. 自律神経の乱れと薄毛の関係
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
それぞれを育毛や発毛といった観点のみで説明をすると
- 交感神経優位:緊張・ストレス状態、血管が収縮し血流が悪化
- 副交感神経優位:リラックス・回復状態、血管が拡張し毛根に栄養が届きやすい
現代人はストレスや生活リズムの乱れで交感神経が優位になりがちです。
その結果、睡眠の質が落ち、頭皮環境も悪化しやすい状況になってしまいます。
3. 鍼灸で自律神経を整える仕組み
鍼灸は鍼を用いることで、体に物理的な刺激を与え、血管拡張作用などの効果を起こし、
自律神経のバランスを整える効果があるとされています。
さらに「ツボ」を刺激することで神経系に働きかけ、その効果をより高めることが期待できます。
特に睡眠と関連するツボを刺激することで、
- リラックス効果により入眠しやすくなる
- 深い睡眠を促し、成長ホルモンの分泌をサポート
- 頭皮や全身の血流が改善され、毛根の栄養状態が良くなる
指圧では反応が起きない方法で体へ刺激できることが強みと言えます。
4. 睡眠改善に効果的なツボの一例
- 百会(ひゃくえ):頭頂部、血流改善やリラックスに効果
- 安眠(あんみん):耳の後ろ、安眠をサポート
- 神門(しんもん):手首、心を落ち着け睡眠の質を高める
これらのツボを鍼やお灸で刺激することで、自律神経のバランスが整い、睡眠の質が改善します。
詳しいツボの場所や自宅でも試してみたい方はぜひお尋ねください!
5. 生活習慣と組み合わせて効果を高める
鍼灸だけでなく、生活習慣を工夫することで相乗効果が期待できます。
今回はすぐにでも取り入れやすいものをご紹介します。
- 就寝前のスマホ利用を控える(理想は2時間前まで、まずは1時間から試してみるのも⚪︎)
- 就寝・起床時間を一定に保つ
- 軽いストレッチや深呼吸で副交感神経を優位にする
これらを鍼灸と組み合わせることで、より深い眠りと健やかな髪の成長が実現しやすくなります。
体をほぐすことで全身の血流も滞りが起きにくくなり、体調の改善も見込めます!
まとめ
薄毛改善には「睡眠の質」が欠かせません。
睡眠不足や自律神経の乱れは、髪の成長だけでなく抜け毛などを
引き起こしやすくなり、大きなマイナス要因となります。
鍼灸は自律神経を整え、深い眠りへと導いてくれる有効なアプローチです。
髪のためにサプリや育毛剤を試している方も、まずは「眠りの質」を見直し、鍼灸を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ぜひ薬院の鍼灸サロンRestore(レストア)へご相談ください!