こんばんは!
福岡市中央区の鍼灸サロンRestore(レストア)です!
日頃ご相談をよくうけるなかに疲れが抜けない
というものが多くあります。
よく感じる「疲れ」とはなんなのでしょうか?
疲れとは?
「疲れ」とは、痛み、発熱とあわせて三大生体アラームといわれており、いずれも体の異常を知らせるものです。
「痛み」は、傷や出血、頭痛などわかりやすいサインがあるのですぐに気づくことができるので対処もしやすいです。
「発熱」は、体温計などを使えば数字として確認することができ、風邪薬や解熱剤を使いこちらも対処することができます。
「疲れ」はどうでしょうか?
はっきりとした自覚症状がないことも多く、発熱や怪我と違い、疲れているといった理由では会社や学校は休みにくかったりしますよね。
この疲れには「肉体的疲労」と「精神的疲労」の2つがあります。
肉体的疲労であれば、休息をとることで自然と解消されていきます。
しかし、仕事やストレスなどからくる精神的疲労が大きい場合は休息をとっても抜けないことがあります。
疲れの原因は乳酸ではない
以前まで疲労の原因は、運動することで筋肉中に増える「乳酸」であると考えられていました。
しかし、近年疲労の原因は「脳の中」にあるといわれています。
人間関係のストレスや長時間のパソコン作業などにより脳が活発に働くことで脳の中にある自律神経が過剰に働くことにより、脳が疲弊して「疲れた」と感じるのです。
また、女性は男性に比べてホルモンバランスの崩れやすさから疲れやすいといわれています。
ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れに直結します。この自律神経の乱れは脳へ疲れたと感じさせます。
また筋肉量が男性に比べて少ないので足先などの末端が冷えやすいことも、自律神経の乱れに繋がります。
睡眠の質はとにかく大事!
疲労の回復には質の高い睡眠が大事です
そのために副交感神経を優位にしていくことが大切です。
①スマホやPCをみるのは睡眠の2時間前までに
どうしても寝るまえのスマホ時間はやめづらいですが、疲労回復に大きな効果があるのでまずは数日実践してみてください。
②お風呂はぬるま湯で
熱いお湯が好きなかたも多いと思いますが、熱いお湯は交感神経を優位にしてしまうので注意が必要です。
③食事ははやめに
食べ物の消化にも自律神経は大きく関係します。
どうしても食べるのが遅くなる場合には消化に良いものを選ぶか食事の量を少し調整するという方法もあります。
プラスワンポイント!
紫外線も自律神経に影響を与えます。日差しの強い日や運転のさいにはサングラスなどを活用しましょう。
最後に
自律神経は自分の意志ではコントロールをするのが難しいものです。しかし唯一コントロールする方法が「呼吸」です。
現代では姿勢の悪さや精神的負担などから呼吸が非常に浅くなっていることが多いです。
ゆっくりと深い呼吸を意識していくことで「副交感神経」が優位になっていきます。
疲れた時や緊張したときにぜひゆっくりと深い呼吸を意識して副交感神経を優位にしていきましょう。
疲労はなかなか気づきにくいものです。
身体がだるく感じたり、考えがうまくまとまらなくなったり、ついぼーっとしてしまうことがあると思います。
これは疲労がたまってきているサインです。
また、仕事でやりがいを感じていて休まなくていいと感じているときも実は身体は疲れており、自覚できていないだけということもあるので注意が必要です。
ぜひ、自分の身体からのサインを意識してみてください。
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